2012年05月21日

カテドラル(カトリック新潟教会)

1885年(明治18年)に、新潟市東大畑の地に最初の教会が建てられました。その後、1927年(昭和2年)に、現在の聖堂が献堂され「王であるキリスト」の称号をいただく教会となりました。
空にそびえる双塔をもつ聖堂の設計は、世界的に有名なスイス人建築家マック・ヒンデル氏によるものです。ロマネスクとルネッサンスの折衷様式による木造のめずらしい建物です。

1962年(昭和37年)司教座聖堂に指定され、新潟県、山形県、秋田県からなる新潟司教区の中心教会に位置づけられました。

1981年(昭和56年)2月に来日されたローマ教皇ヨハネ・パウロⅡ世の訪日記念として、同年正面右側に小聖堂が建てられました。

1996年(平成8年)、長い歳月で老朽化し、また新潟地震(昭和39年)で沈下した聖堂は「100年後にも残る祈りの場」として、69年ぶりに修復され、ステンドグラスも入り美しい教会として生まれ変わりました。1998年(平成10年)3月には東京のカトリック麹町教会(聖イグナチオ教会)より、格調あるランプを譲り受け、聖堂内8ヶ所に吊り下げられました。白い壁やステンドグラスとよく合い、祈りの場としてふさわしい聖堂となりました。

パイプオルガン

1929年(昭和4年)に、パテルボルン(ドイツ)の工場で作られたパイプオルガンが、2階の聖歌隊席に備え付けられました。全国的にも古くて貴重なもので、現在も澄んだ美しい音色を響かせています。

ステンドグラス

ステンドグラスはヨーロッパのゴシック時代の宗教芸術で、神のシンボルである光を、色とりどりのガラスを通して聖堂内に取り込み、神への想いや賛美を表現します。聖堂内のステンドグラスは、1996年(平成8年)修復の際、フィレンツェ(イタリア)のミケーレ・メリーニ工房で制作されたものです。それぞれ、イエスとマリアの紋章、七つの秘跡、聖人、教皇ヨハネパウロⅡ世と司教の紋章、佐渡と北山原(山形)の殉教地を表しています。

ルルドの洞窟

フランス南部、ピレネー山脈の麓にルルドという町があります。1858年この町のある洞窟で少女ベルナデッタに起った出来事は、後に世界に知られるようになりました。少女はそこで無原罪の聖母から言葉を託されたのです。この洞窟からは水が湧き出るようになり、この水によって病人が癒されました。洞窟の近くには聖堂が建てられ、今も、慰めと希望を求めて多くの巡礼者がここを訪れています。各地の教会には、この洞窟を模して「ルルドの洞窟」が作られるようになり、1954年(昭和29年)、「聖母の年」の記念として、この教会にも洞窟が作られ、祈りの場となっています。